マーガレットと素敵な季節 Marguerite et belle saison 

フランスでの日々、大好きな映画など

ペネロペ&ハビエル夫妻共演作「EVERYBODY KNOWS」を観賞

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         写真の引用元:www.allocine.fr

先週末、今年のカンヌオープニング作品「EVERYBODY KNOWS」を観に行きました。朝一番の回とあってか館内はがらすき。スペイン語で語られるためフランス語の字幕を読まなければならず、こんにゃろ~と思いながら観賞。それでもどうにか理解できたのでよかった。イタリア語に似たスペイン語を聞くのもたまにはいいですね。オラ!

さて、監督は「別離」で2011年ベルリン国際映画祭最優秀作品賞を受賞したイランの巨匠、アスガル・ファルハーディー。主演はスペイン女優、ペネロペ・クルスと彼女の夫であり俳優のハビエル・バルデム。 現在フランスで上映中のコロンビアの麻薬王、パブロ・エスコバルの物語を描いた「ラビング・パブロ(Loving Pablo)」でも共演しています。

 

あらすじ 

「EVERYBODY KNOWS」(2時間12分)

★★★(/5点満点)

スペイン・フランス・イタリア合作(2018年)

監督:アスガル・ファルハーディー(Asghar Farhadi)

脚本:アスガル・ファルハーディー(Asghar Farhadi)

ストーリー:

ブエノスアイレスで生活しているラウラ(ペネロペ・クルス)は、姉の結婚式に出席するため、マドリッド郊外の家族のもとに2人の子供を引き連れ帰って来る。そこで彼女はワインメーカーの元恋人パコ(ハビエル・バルデム)と再開する。 しかし、家族とのひと時もつかの間、結婚式の夜ラウラの娘(カーラ・カンプラ)が姿を消す。

しばらくすると、誘拐犯からのSMSが届き、身代金を用意しなければ娘の身が危険だと脅かされる。ラウラの夫もブエノスアイレスから駆けつけるが、神に願うばかりでらちがあかない。切羽詰まったラウラはパコに身代金を工面してくれるようお願いする。しかし、そこには家族の隠された過去があった.....。

 

キャスト

ラウラ:ペネロペ・クルス(Penélope Cruz)・44歳

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美しい~。スペイン女優としてハリウッドでも名が知られるペネロペ。英語、イタリア語、フランス語が堪能で過去にフランスのTVシリーズに出演(1991年)している。翌年1992年に「ハモンハモン(スペイン映画)」で映画デビューした。

美しいだけではない実力派のペネロペ。「ボルベール〈帰郷〉」(2006年公開)でカンヌ国際映画祭女優賞、ヨーロッパ映画賞最優秀女優賞を受賞。ウディ・アレン監督の「それでも恋するバルセロナ」でアカデミー助演女優賞を受賞(2008年公開)。

そんなペネロペを男が放っておくはずがありましぇん!過去には俳優のマット・デイモントム・クルーズニコラス・ケイジマシュー・マコノヒーなどと交際歴があり。

2010年7月に本作で共演しているスペインの俳優ハビエル・バルデムと結婚、後に2人の子供を授かっている。 

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ペネロペも美しいですが、彼女の姉で女優兼ダンサーのモニカ・クルス(Mónica Cruz)↓もとても綺麗。初めて彼女を見たのはジャミロクワイのミュージックビデオ「Cloud 9」。ペネロペに似てるなぁ~と思って調べたらやっぱりそうでした!

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まるで双子!姉のモニカ・クルス(Mónica Cruz)

 

ラウラの元恋人パコ:ハビエル・バルデム(Javier Bardem) ・49歳

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スペインの俳優。 俳優の芸能一家に生まれたハビエル。6歳でデビューし、TVなどで活躍。1990年「ルルの時代」で映画デビュー。ペネロペと共演した「ハモンハモン(1992年公開)」で知られるように。

実力派のハビエル。ゴヤ賞(5度)、ヴェネツィア国際映画祭 男優賞(2度)を受賞し、ハリウッド作品「ノーカントリー(2007年公開)」では、スペイン人として初めてゴールデングローブ賞助演男優賞)、アカデミー賞助演男優賞)を受賞した。

ハビエルを始めて見たのは「ノーカントリー」。悪の強い顔だなぁと思った彼が、後に観た映画「マザー(Mother)」に出演していた彼と知ったときはびっくりした。全く印象が違ったから。ウォーキングデッドのネガン役、ジェフリー・ディーン・モーガン(Jeffrey Dean Morgan)↓と見間違えてしまったほど。

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似てるのは髭だけ?ジェフリー・ディーン・モーガン(Jeffrey Dean Morgan)

 

ラウラの夫:リカルド・ダリン(Ricardo Darin)・61歳

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熊のような風貌、アルゼンチンの俳優リカルド・ダリン。2006年にスペイン国籍を取得している。8歳でエンターテイメントの世界に足を踏み入れたリカルドは、アルゼンチンで数多くのテレビドラマや映画で活躍している。

アカデミー賞外国語映画賞受賞作品「瞳の奥の秘密(El secreto de sus ojos)」で知られる。「しあわせな人生の選択(2015年)」では、サンセバスチャン国際映画祭で最優秀男優賞を受賞。

 

パコの彼女Bea:バルバラ・レニー(Bárbara Lennie)・34歳

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スペインの女優。「マジカル・ガール(2014年)」で第29回ゴヤ賞で主演女優賞を受賞。他にもスペインで数々の賞を受賞している。

 

感想

スペイン人の陽気さ、奔放さが映し出されるお祭り騒ぎはつかの間、結婚式の夜ラウラの娘が失踪すると一転、サスペンス色大のドラマへ早変わり。それからラストまで続く長く暗~いトンネル。先が見えない焦燥感。いったい誰が拉致したのか、家族みんなが怪しく見えてしまう。ラウラの夫は「神がご加護を下さる」とか何とか祈るばかりで使えないし、警察にも言えないしで、重苦しい空気が漂う。ふぅ~(ため息)

最後の最後で犯人が分かるのだけど、想像だにしなかった家族の一人が絡んでいて、あっという間にラストを迎える。タイトルの「EVERYBODY KNOWS(誰もが知っている)」の意味が明らかになるものの、ヨーロッパ映画にありがちな釈然としないラスト。あ~~やっぱり暗かった......。

ペネロペ&ハビエル夫妻共演、カンヌオープニング作品とあって観てみましたが、ちょい外れでした。