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公務員をなめんなよ!フランス・マクロン大統領に対する大規模な抗議運動勃発

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10月10日(火)フランス全土でマクロン大統領に対する公務員の抗議運動が行われました。このような大きなデモは10年ぶり。9つの公務員労働組合の呼びかけで参加した公務員は約40万人、パリでは約5万人が参加し、賃金凍結や12万人の人員削減など一方的な政策に対し抗議しました。公務員労働組合と政府との給与討議については当初10月10日の予定が、デモの呼び掛けを考慮し、10月16日月曜日の午後に延期されました。抗議は以下4つの項目について。 

1. 賃金凍結(あるレベルで賃金を固定すること)

2. 12万ポストの削減(12万人の公務員削減)

3. 病気になった時、一日目は病欠扱いされず給与が支払われない

4. CSG(源泉徴収税)の増額

*CSG(la contribution sociale généralisée)は、1990年にロカール政府によって創設された源泉徴収税です。 社会保障を賄うためのもので、年金や失業給付などから財産収入までフランスに住む人の収入をすべて網羅しています。

 

特に4番目の源泉徴収税については最も繊細な交渉のポイント。エドゥアール・フィリップ首相は、「CSG(源泉徴収税)の増額は完全に中和される」と述べています。源泉徴収税の増加に対する調整は「2つの異なる方法で」行われるとし、1.「従業員の拠出金に基づいて」拠出金を拠出している人には拠出を減らし、2.拠出していない人には「保険料の支払い」を控除する、としています。また、賃貸借人の住民税を廃止にすることで源泉徴収税の増額との調整を図るようです。

 

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    「マクロン大統領は全てを壊す!我々は彼の好き勝手にはさせない」

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向こうに見える煙はいつものごとく「どさくさ紛れに暴れる」の巻。3つの銀行のガラスが割られ、8人の実行犯が逮捕された。

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     年配者もデモに参加。フランスの老後は安泰とは程遠い。

まとめ 

文部省の統計によると、教師の約17.5%がストライキに参加したという。今回の抗議運動はエマニュエル・マクロンが大統領に就任して以来、彼が直面した最も重要な社会的抗議運動だった。

確かにある面で公務員は優遇されているかもしれないけど、公務員になるためには勿論試験をパスしなければいけないし、それに公務員が民間より安い給与で働いているのは言わずと知れたこと。 

デモに参加した夫は数年で定年を迎える。本人「老後もじっとはしてないぞ」と息まいてるし、私はまだ働けるから、そんなに心配してないけど(いざとなったら、サバイブするしかない)。でも12万人の公務員ポスト削減に直面する人はきついだろうな。家族持ちの人もたくさんいるだろうし、独身の人だってある日突然生涯安泰だと思っていた職場で「あんたクビだよ。」って言われたらやってらんないよなぁ。いつ何が起こるか分からない......人生はサバイブだ! 

 

おまけ 

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夫、途中ひょっこり現れた政治家(Front démocrate・左翼)のJean-Luc Bennahmias(ジャン・ルック・ベナミアス↑)と握手したそう。気さくなベナミアス、一般人みたいに一人でふらっとやって来て、クシャっとした笑顔でデモの流れに消えて行った。この人、たまにTVに出てるけど政治家というよりお笑いがお似合い。見てるだけで滑稽。そんな彼の顔がどうしても映画のET(↓)とダブってしまう(ノイローゼ)。

「ET、イエニカエル.....」

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