マーガレットと素敵な季節 Marguerite et belle saison 

フランスでの日々、大好きな映画など

フランスのジャーナル誌に見る政治色

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フランスのジャーナル誌も色々ありますが、日本と同じく政治的目的、政治的色があります。フランスは政治に関心がある人が多く(国が問題だらけ?)、その判断基準として新聞の政治的色を目安に購入するのはごく普通の事。TVチャンネルにも同様政治色がありますが、また別の機会にご紹介したいと思います。まずは、日刊紙から行ってみましょう!

 

日刊新聞(Quotidiens)

1. Le Monde : 中道寄りの左派

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 「Le Monde(ル・モンド)」は、1944年設立の夕刊紙。その報道姿勢は世界的に高く評価されている。フランスの日刊紙のランキングでは、フランスで最も人気がある新聞で、売り上げは2位。2000年代まで海外で最も広く流通した新聞。編集ラインは時に中道寄りの左に描かれているが、読者層は主に左派。(日曜~金曜日刊行は2.50€/土曜日刊行は4.20€) 

www.lemonde.fr

 

 

2. Le Figaro : 右派

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「Le Figaro(フィガロ )」 は、シャルル10世(Charles X)の治世下1826年に設立されたフランスで最も古い日刊紙。フィガロという名前は戯曲「フィガロの結婚」の登場人物から付けられた。編集ラインは中道右派、もしくは右派で大多数の読者は右派。(2.40€/金曜、土曜日刊行は「Le Figaro Magazin」のおまけ付きで5.30€) 

www.lefigaro.fr

 

 

3. Libération : 左派

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「 Libération(リベラシオン)」 はフランスの日刊紙(朝刊)。1968年5月の反体制運動に続き1973年パリにて設立された。日刊紙としてフランスで初めてウェブサイトを開設した。現在のリベラシオンの編集ラインは、常に中道左派社会民主主義の左寄りで、読者層は主に左派。(2€/土曜、日曜刊行は2.70€)

http://www.liberation.fr/

 

 

4. Les Echos : リベラル(自由主義)

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「Les Échos(レ・エコ)」は1908年に設立されたフランスの経済財政情報新聞。編集ラインは独立、党派ではなく市場経済に通じており、世界、特に欧州に開放されている。特徴は、フランスの有料放送の29%を占めるデジタル市場で発達していること。これは日刊新聞の最も重要な部分である。(2.50€/金曜、土曜日刊行4.50€) 

www.lesechos.fr

 

 

5. L'Humanité : 共産党左派

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「L'Humanité(リュマニテ)」はフランス社会主義の日刊新聞。 1904年に社会主義者ジャン・ジョウレス(Jean Jaurès)によって設立された。 1920年から1994年にかけてフランス共産党(PCF)の機関紙となった。現在は党から独立しているが、フランス共産党とは強いつながりを持っていて、編集ラインも共産党寄り。(2€)

L'Humanité

 

 

週刊誌 (Hebdomadaires)

1. L'Obs : 左派

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「L'Obs」は、1964年に設立されたフランスの週刊ジャーナル誌。編集ラインは左に分類され、フランスの5大全国週刊ニュースマガジンの中で最も売れている。(4.20€) 

tempsreel.nouvelobs.com

 

 

2. L'Express : 右派

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「L'Express(レェキスプレス)」は1953年に設立されたフランスの週刊ジャーナル誌。伝統的に中央寄りの左に分類されるのを嫌い、今日は「右も左もなく、それは近距離である」としている。5大全国週刊ニュースマガジンの1つ。(4.50€)

www.lexpress.fr

 

 

3. Le Point : 右派

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「Le Point(ル・ポワン)」は、1972年ジャーナリストのチームによって「L'Express」から作られたフランスの週刊誌。 その形式は、アメリカの雑誌「TIME(タイム)」にインスピレーションを得ている。 編集ラインは中央寄りの右に分類されるが、一般に自由主義として受け入れられている。 5大全国週刊ニュースマガジンの1つ。(4.50€)

www.lepoint.fr

 

 

4. Marianne : 左派

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「Marianne(マリアンヌ)」は、1997年に作られたフランスの週刊ニュースマガジン。その編集ラインは主に読者の注目を集めている。 5大全国週刊ニュースマガジンの1つ。(4€) 

www.marianne.net

 

 

5. Courrier international : 左派 

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「Courrier international(クーリエ・インターナショナル)」は、1989年に設立された木曜日発行のフランスの週刊マガジン。 主にフランス語以外の出版物に掲載された記事の翻訳で構成されている。(3.90€) 

www.courrierinternational.com

 

 

5. Journal du dimanche : 右派

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JDDとも呼ばれる「Journal du dimanche(ジャーナル・ドゥ・ディモンシュ)」は、1948年に設立されたフランスの週刊ニュースマガジン。毎週日曜日に数多くのスクープをリリースすることで有名。(2€)

www.lejdd.fr

 

 

6. Le Canard enchaîné :左派

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「Le Canard enchaîné(カナール・アンシェネ)」は、水曜日発行のフランスの風刺的な週刊マガジン。ユーモアの色合いが濃いが、もっとも重要な位置を占める。1915年創刊のフランスで最も古い新聞の1つ。 (1.20€) 

www.lecanardenchaine.fr

 

 

7. Charlie Hebdo : 左派

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「Charlie Hebdo(シャルリー・エブド)」は、フランスの風刺的な週刊ニュースマガジン。1970年に当初イタリアの月刊紙「ライナス」の仏語版であった月刊紙「シャルリー」が刊行された。1981年に廃刊となったが、1992年に週刊紙「Charlie Hebdo(シャルリー・エブ)」として復活。イラストを多用し、極右の権利(特にNational Front party)、宗教(カトリックイスラムユダヤ教)、政治と文化を特集している。2011年と2015年の2回のテロ攻撃の標的となっている。これは多数の論争を巻き起こしているムハンマドの漫画に対するものと推定されていた。 2回目の攻撃では、出版社のディレクターと他の有名な漫画家を含む12人が殺害された。(3€) 

charliehebdo.fr

 

 

8. Valeurs actuelles : 極右

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「Valeurs actuelles(バラー・アクトゥエル)」は1966年に設立されたフランスの週刊ニュースマガジン。右派にランク付けされているが、時に極右な部分がある。 5大全国週刊ニュースマガジンの1つ。(4.90€)表紙を飾ってるのは、極右のマリーヌ・ル・ペン(Marine Le Pen)!

https://www.valeursactuelles.com/

 

 

9. Minute : 極右

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「 Minute(ミヌットゥ)」は、1962年創刊のフランスの週刊誌。風刺的だが控えめ。以前は極右に分類されていたが、現在は右に位置する。(3.50€) またもや、極右のマリーヌ・ル・ペン!

www.minute-hebdo.fr

 

 

月刊誌(Mensuel)

1 . Alternatives économiques : 左派

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「Alternatives économiques(アルタナティブ・エコノミック)」は、経済および社会的問題に特化した月刊誌。1980年に設立された。新自由主義新古典派批判的で、左の編集ラインを主張している。(4.90€)

https://www.alternatives-economiques.fr/

 

まとめ 

新聞からニュースマガジンまで結構あるものですね。 我が家は、普段新聞は買わず、ネットやニュースなどで世の中の動きを見ています。たま~に夫が買ってくることがありますが、おまけのファッション誌がついていてそちらが楽しみだったり。夫が読んでるのは日刊新聞「Le Parisien(ル・パリジャン)」や「Journal du dimanche」あたり。「Le Parisien」は中道ってところでしょうか。日本のように新聞配達のシステムがないフランスでは駅や道沿いに建つキオスクや本屋、スーパーなどで購入します。どんな新聞やマガジンを読んでいるのかを見ればその人の政治的思想を垣間見えるようで、この人は右とか左とか分かり易いですね。でもそんなの気にせず買ってる人もいるから一概にそうとは言えませんが......まぁ目安として。