マーガレットと素敵な季節 Marguerite et belle saison 

フランスでの日々、大好きな映画など

カラヴァッジョの聖マタイ「サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会(San Luigi dei Francesi)」~イタリア・ローマ

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ナヴォーナ広場(Piazza Navona)

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広場でパフォーマンスをやっていたアジア系の彼(左)。観光客の子供は飛び入り! 

 

シチリア島を後にローマへやってきました。9年ぶりのローマ、懐かしい~!20年前に初めて訪れたローマ、その後日本とローマを行き来し一時暮らしたローマは何度訪れても故郷のような懐かしさを感じる愛おしい場所。まるでタイムスリップしたかのよう鮮明に蘇ります。

夫はローマを訪れるのは初めて。B&Bにチェックインした後、早速向かった先はナヴォーナ広場。美味しくてフレンドリーなレストランで食事をした後、フランス人の国民教会である「サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会(San Luigi dei Francesi)」へ向かいました。お目当ては勿論、バロックの鬼才カラヴァッジョの絵。

 

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(Michelangelo Merisi da Caravaggio)

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*写真はウィキペディアより出典

カラヴァッジョのセルフポートレートと想われる「病めるバッカス(Bacchino malato・1593~1594年)↑」。他の作品にもカラバッジョによく似た人物が描かれている。カラヴァッジョがゲイだったのは知れた事。

カラバッジョ(1571年ー1610年)はバロック絵画に大きな影響を与えた画家。写実的技法と光と影のコントラストが美しい作品で知られている。

カラヴァッジョは盛期ルネサンスの画家ティツィアーノの弟子であった師匠のもと、ミラノで画家の修行を積んだ。その後ローマへ移り1600年に枢機卿に依頼された作品「聖マタイの殉教」と「聖マタイの召命」を完成させ、一躍ローマ画壇の寵児となる。

画家として金銭面で困ったことはなかったが、私生活は波乱万丈。友人もほぼおらず、1606年には乱闘で若者を殺し懸賞金をかけられたため、ローマを逃げ出している。2010年カラヴァッジョは熱病にかかり、トスカーナ州モンテ・アルジェンターリオで38歳の若さで死去する。(ウィキペディアより一部引用)

 

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「サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会(San Luigi dei Francesi)」

ナヴォーナ広場の近くにある「サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会(San Luigi dei Francesi)」。聖母マリア、聖ドニ、フランス王聖ルイ9世に捧げられている。1518年から1589年にかけて作られた。建設にあたってはフランス王アンリ2世の王妃カトリーヌ・ド・メディシスが個人的に支援している。1589年にローマ在住フランス人コミュビティのための教会となった。  (ウィキペディアより一部引用)

www.tripadvisor.jp

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ルイ9世に捧げた教会らしくファサードの右側には彼と下にはフランソワ1世の紋章であるサラマンダー(山椒魚)の彫刻が施されています。

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    主祭壇

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    「ドメニキーノ(Domenichino)作の天井画」

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    「ルイ9世(Louis IX・San Luigi dei francesi)」の祭壇

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光と影の鬼才・カラヴァッジョ(Caravaggio)の聖マタイ

この教会に飾ってあるカラヴァッジョの絵は1599年から1600年にかけてのもので、聖マタイ(San Matteo)の生涯を描いた作品。マタイは新約聖書福音書に登場する人物でイエス・キリスト十二使徒の1人。

*1€コインを入れると照明がつき、3点の絵が見れるようになっています。

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   「聖マタイの召命(Vocazione di san Matteo)」1599~1600年

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    「聖マタイと天使(San Matteo e l'angelo)」1602年

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    「聖マタイの殉教(Martirio di san Matteo)」1600~1601年

    

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入り口入ってすぐ、フランスの国民的ヒロインでありカトリックの聖人ジャンヌダルクの彫像があります。フランスの象徴である彫刻や装飾をあちこちで発見できるのもこの教会がフランス人のための教会として建設された証。

カラヴァッジョの聖マタイは18年前に観ましたが、歳月を経ても変わらぬ鮮やかさ、ダイナミックで光影のコントラストが息をのむほどに美しい。一見すると暗い感じの絵だが、奥深く光を感じる独特の技法。孤独で波乱なカラヴァッジョの人生、絵に投影することで自分を映しだしていたのかもしれません。

夫はフランス人のために作られた教会がローマにあるとは知りもせず、感動。外観の地味なファサードと反し美しい内陣、そして見ごたえたっぷりのカラヴァッジョの聖マタイ。これを観るだけでも立ち寄る価値があるお勧めの教会です。そんな訳でローマの旅はカラヴァッジョで幕開け!

 

 👑また戻りたい!ナヴォーナ広場そばの美味しくてフレンドリーなイタリアンレストラン「Cantina e Cucina」 

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レストランのスタッフ。フレンドリーで親切!「ボンジョルノ~、どこから来たの?」と尋ねるのが第一声。お兄さんは私に「ニホンジンデスカ?コンニチハ~」とあいさつした後、「ワタシワ、オタクデス!」と日本オタクであることを暴露。ずっと日本語でサーブしてくれた。1人でシャキシャキ動いていたオタクの彼。ありがとう!

おねえさん方もフレンドリーで親切。膝が痛くなった夫が氷をお願いすると直ぐに袋に入れて持ってきてくれた。前菜で食べたフォカッチャ(パン)はアツアツ!こんなのパリでは見つからない。パスタとピッザ、リゾットとイタリア料理の定番だったけど全て美味。美味しい料理とサービスに元気を頂けたようでした。Grazie! 夫はまたこのレストランに行く!とかなり気に入った模様。私もしかり。次はいつだろう?