マーガレットと素敵な季節 Marguerite et belle saison 

フランスでの日々、大好きな映画など

12世紀に遡る美しい伯爵邸「Palazzo CONTE FEDERICO(パラッツォ・コンテ・フェデリコ)」~ イタリア・パレルモ

     f:id:bluejusmine:20170816000427j:plain

パレルモに到着してすぐに訪れた「Palazzo CONTE FEDERICO(パラッツォ・コンテ・フェデリコ)」。道を間違えて裏側の門前に到着。でも大丈夫、案内が掲示してあったので、たどり着くことができました↓ 

     f:id:bluejusmine:20170815210154j:plain

こちらがパラッツォの入り口。ネットで見た瞬間、無性にここに行きたい衝動にかられた。そして、目の前にいる。夢のよう!  

   f:id:bluejusmine:20170815152312j:plain

入り口には伯爵が愛するF1のレースカーが展示。写ってないけど横には、ラベルダ(Laverda )のバイク。クール!

「Palazzo CONTE FEDERICO(パラッツォ・コンテ・フェデリコ)」について少し

この宮殿は、もともと古代パノルムスを取り囲んでいたプニク・ローマの都市の壁に建てられています。 宮殿の南側にある塔は、旧市街壁の残りの部分のうちの1つであり、今日もなお存在するアラブ・ノルマン様式の唯一の塔で、12世紀に遡ります。

何世紀にもわたるフェデリコの宮殿では、いくつかの再建が行われました。 このため、14世紀からの高い天井は、シチリア島の最も重要な画家の一人であり、パレルモロココ(Rococo)で有名な画家ヴィト・ダンナ(Vito D'Anna)とイタリアの画家ガスパーレ・セレナリオ(Gaspare Serenario)のバロック様式フレスコ画が描かれています。また、17世紀の様々な彫刻やイタリアの彫刻家マラビッティ(Marabitti)のライオンの噴水、イタリアの建築家マルヴーリア(Marvuglia)による内壁の壮大な階段など、さまざまな建築様式を見ることができます。

フェデリコ2世(Federico II・神聖ローマ皇帝)に追随するコンテ・フェデリコ家は、何世紀にもわたりこの宮殿に暮らしています。現在は伯爵、伯爵夫人ご家族と共に自らガイド(英・独・仏語)を行っています。 

 

   f:id:bluejusmine:20170815152308j:plain

    イタリアの彫刻家・マラビッティ(Marabitti)のライオンの噴水

     f:id:bluejusmine:20170818192802j:plain

      フェデリコ家の紋章

f:id:bluejusmine:20170815152640j:plain

 

   f:id:bluejusmine:20170815152817j:plain

古代「Panormus(パノルムス)」を取り囲んでいたPunic-Roman都市の壁に沿って建てられたため、向こうの部屋を見渡すと、真っすぐではなく湾曲している。

     f:id:bluejusmine:20170815152810j:plain

 

   f:id:bluejusmine:20170815152630j:plain

      大広間の床にも美しいフェデリコ家の紋章が描かれている

   f:id:bluejusmine:20170815155439j:plain

    眩いばかりに美しい天井画

     f:id:bluejusmine:20170815155536j:plain 

そして、天井画の中には秘密が......。天使の輪の下に、三角形の中に目が描かれている。フェデリコ家はフリーメイソン(伊語では"Massoneria")のメンバー。長きに渡り、芸術家たちをサポートしてきた。

     f:id:bluejusmine:20170815152821j:plain

     天井画の角にも、フリーメイソンのシンボルである「太陽」が。

Embed from Getty Images

フリーメイソンFreemasonry)」は、16世紀後半から17世紀初頭に、判然としない起源から起きた友愛結社。レオナルド・ディカプリオトム・クルーズジョージ・クルーニー、マドンナなどフリーメイソンのメンバーと噂されているハリウッドスターも多い。詳しくはこちらをご覧ください↓

matome.naver.jp

 

f:id:bluejusmine:20170815152626j:plain

現在は海の部分が埋め立てられていて跡形もないけど、昔は海からの攻撃をかわすため、フェデリコ邸に残る南塔 の壁が都市を囲んでいた。黄色で囲まれた塔がコンテ・フェデリコ邸。

f:id:bluejusmine:20170815152807j:plain

 壁に描かれた紋章は、フェデリコ邸と結婚したファミリーのもの。左端はナポリ(NAPOLI)

     f:id:bluejusmine:20170815153122j:plain

 

f:id:bluejusmine:20170815153118j:plain

ベニスのムラーノガラスのシャンデリアは、天井の色に合わせた色で製作された。

     f:id:bluejusmine:20170815153342j:plain

   チャペル部分は反乱の際、破壊されてしまった。写真上は残ったもの

  f:id:bluejusmine:20170815153112j:plain  f:id:bluejusmine:20170815153334j:plain

 一つ一つの部屋の床につい目が行ってしまう。アラブ・ノルマンの文化が融合したシチリアはイタリア本土とはまた違う美しさが際立つ。

f:id:bluejusmine:20170817052454j:plain

 

     f:id:bluejusmine:20170815204950j:plain

  各部屋の天井があまりにも美しく、部屋の写真を撮るのを忘れてしまった。   

   f:id:bluejusmine:20170817050823j:plain

現伯爵夫人の肖像画。夫人は、様々な芸術にたけた女性で、歌、マンダリン、ピアノと数々の賞を獲得。語学にも堪能で5か国語(伊、英、仏、独、中)を操る才女。

     f:id:bluejusmine:20170815153558j:plain

      夫人のピアノと獲得したメダルの数々

   f:id:bluejusmine:20170815153552j:plain

 

   f:id:bluejusmine:20170815154028j:plain

    宮殿の南側の塔には12世紀の壁が部屋の一部として残っている 

f:id:bluejusmine:20170815153548j:plain

この壁は、当初、古代Panormus(パノルムス)を取り囲んでいたPunic-Roman(プニク・ローマン)都市の壁で、パレルモの最も古い建物の一つとなっている。

   f:id:bluejusmine:20170815210400j:plain

ノルマン様式の窓には、ホーエンシュタウフェンの皇族、アラゴニア王国、パレルモ市の紋章を見ることができる。

f:id:bluejusmine:20170815153535j:plain

階下の部屋の天井を作り替えた際、隠れてしまった昔のフレスコ画

f:id:bluejusmine:20170815154024j:plain

火事になったとき被害を最小限に留めるため、台所は上階に作られていた

   f:id:bluejusmine:20170815172257j:plain

    

     f:id:bluejusmine:20170815154016j:plain

                   肖像画は「Ruggero Mastrangelo」

     f:id:bluejusmine:20170815154019j:plain

1860年、ジュゼッペ・ガリバルディGiuseppe Garibaldi)が、千人隊(赤シャツ隊・La Spedizione dei Mille)を組織してシチリアの反乱を援助し、両シチリア王国シチリア王国ナポリ王国の2つの国を指す)を滅ぼした時の絵。翌1861年イタリア王国が成立した

  f:id:bluejusmine:20170815154132j:plain

お会いした公爵は穏やかな面持ちの親切な方。 プロのF1レーサーで数々の賞を受賞、ミハエル・シューマッハとも交友があったそう。

f:id:bluejusmine:20170815154127j:plain

武器の部屋。この部屋はフェデリコ邸に入ってすぐの部屋で(博物館として開放している門の反対側)、昔、攻撃された際にすぐに戦えるよう様々な武器が備えてあった。

 

館内をガイドして下さったレオナルド・ディカプリオ似の素敵なイケメン公子。若いころの伯爵の写真にそっくり!熱意を持ってフェデリコ邸の建築物や歴史について丁寧に説明して下さいました。12世紀に遡る美しい邸宅を通し、シチリアの歴史に触れることができたのは、とても良い機会となりました。

他の訪問客を引き連れガイドされていた公子の弟(兄?)さん。また、公子と共にガイドに付き添っていられた美しい女性(公子の奥様かフィアンセ?)、受付には向日葵みたいな笑顔の女性と、伯爵を始め、ここは人も建物も温かいハーモニーを感じた場所。今でもフェデリコ家がこの邸宅で暮らし、自ら訪れるゲストを迎えているコンテ・フェデリコ邸。パレルモを訪れたら是非とも立ち寄っていただきたい美しい歴史建造物、お勧めです!

Palazzo Conte Federico

開館:月ー土(11:00~13:00)

住所:Piazza Conte Federico 2, 90134, Palermo, Sicily, Italy  

TEL:+39 091 651 1881 

www.tripadvisor.jp