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マーガレットと素敵な季節 Marguerite et belle saison 

フランスでの日々、大好きな映画など

最年少の大統領誕生!エマニュエル・マクロン~2017年フランス大統領選

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photo : http://www.newstatesman.com

5月7日(日)20時の投票結果は下記の通り、政党「アン・マルシェ!(En Marche!)」のエマニュエル・マクロン(39歳)が勝利し、フランス現代政治史上、最年少の大統領誕生となりました。

エマニュエル・マクロン:66.10%

マリーヌ・ル・ペン:33.90%

投票率:74.56%(25.44%が投票に行かなかった)

白紙投票:8.49%

意味がない投票:2.98%

地図で見るフランス(海外のフランス領を除く)の投票率は下記のとおり。マクロンに投票した人がより多かったのが色が濃い地域(60%以上)。パリは89.68%の人がマクロンに投票。

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                 photo: http://www.leparisien.fr/

 

マクロンが勝利した主な理由は、

1)ル・ペンに投票したくない人が投票した:43%

2)新しい政権への期待:33%

3)マクロンの政治ビジョン:16%

2)マクロンの人格:8% 

投票に行かなかった人(=どちらにも投票したくない)が25.44%もいたのだから、マクロンを本当に支持している人の割合は少ない。

 

敗北したマリーヌ・ル・ペンは極右の国民戦線(Front National)を止め、新しい政党を作る。ル・ペンは彼女の父親Jean-Marie Le Pen(国民戦線)が2002年第2ラウンドに得た投票の2倍の投票(10,643,937票)を得、国民戦線では歴代初。5年後の次期大統領選にはル・ペンが新政党で臨んでくることは間違いない。

 

エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)とは

39歳(1977年12月21日生まれ)フランス北部ソンム県アミアン(Amiens)出身

29歳の時、24歳年上の高校のフランス語教師ブリジット・マクロン(Brigitte Macron)と結婚している(写真下)。

パリ政治学院国立行政学院(ENA)を卒業

投資銀行員として働き、2006年社会党に入党

2012年 フランソワ・オーランド大統領の側近(大統領府副事務総長)を務めるように

2014年 第2次マニュエル・ヴァルス内閣の経済・産業・デジタル大臣に就任

2016年 左派でも右派でもない政治を目指す「アン・マルシェ!(An Marche!)」を結成      

                        (ウィキペディアより一部引用)

エマニュエル・マクロンのブロジェクト(一部)

「公的生活のモラル」とし、クリーンな選挙での候補者を必要とし、家族の雇用を禁止する。

経済

・2022年までに600億ユーロの下記予算削減を目指す。

  国家予算上250億ユーロ、120,000人の公務員のポストを排除(国家公務員50,000、地方公務員70.000人)、失業手当(100億ユーロ)、健康保険(150億ユーロ)、地方政府の支出(100億ユーロ)

・500億ユーロの投資計画

   トレーニング(150億ユーロ)、環境・エネルギー移行(150億ユーロ)、健康(50億ユーロ)、農業(50億ユーロ)、行政の近代化(50億ユーロ)、 交通機関やコミュニティ施設(50億ユーロ)

税金

・従業員と独立のための社会保障負担を減らし、CSG*の増額により資金調達。

 例)月給2,200€ → 年間500ユーロのCSG

   最低賃金労働者(スミック)→ 年間100ユーロのCSG

   裕福な退職者 → 年間、年金額の60%のOSG

   *社会貢献と面して実は給与から差し引かれる税金(Contribution sociale généralise)

・低所得世帯や中産階級の世帯のために80%の住民税免除

政治の改修

・年に一度、議会の前に共和国大統領のバランスシートを提示

・法律の見直しのための応急措置のデフォルトを使用

・議会が制定する月数を制限 

欧州への要求 

・2017年末までに民主党規約の欧州連合全体で起動することを提案

・欧州加盟国の国会議員を結集し、ユーロ圏の議会の制御下でユーロ圏の予算に責任を持つ。

労働法の改革、教育、環境  

・法定労働時間は現行35時間と変わらず

・小学校低学年(CP、CE)に12人の少人数制クラスを導入し、そのための12,000人の教師を導入

原子力発電を提案しない

・5年間で放置されているひどい状態の住宅100万件を改修する

・環境移行の研究に力を入れる

・学校や会社の食堂で提供される食品の50%を有機生態であることを確保する

・「大気汚染の日」を半減させる。

 例)新型車やクリーナーに関するものを購入するため1,000€のボーナスを作る 

まとめ 

大統領選結果明けの今日、パリではマクロンが当選したことに対し、抗議運動を起こす人々がいた。エレベーターで会ったお隣さん(アフリカ系)は「マクロンが当選して嬉しいよ!」と夫に言ったそう。夫はマクロンは「 Le poussin de l'Élysée(エリゼのひよこ)」なんて言っている。

 

来週月曜(5月15日)、もしくは火曜(5月16日)にはマクロンが首相(Premier ministre)を任命。彼の中では誰を首相にするかすでに決めているらしい。翌6月11日(第一ラウンド)、6月18日(第二ラウンド)には国会議員(577名)の選挙が行われる。有権者は18歳以上のフランス国籍保持者。

 

フランスの選挙は日本の選挙と違ってダイレクトに投票できるところが平等であり、素晴らしいことだと思う。いつの時代も革命を起こしてきたフランス人。マクロンが若さとダイナミックさでフランスの政治にこれまでにはない旋風を起こしてくれるのか.....?口だけではなく有言実行であることを、フランス国民のために。

 

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