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パリの製パン・パティシエの学校「L’Ecole de Boulangerie et de Pâtisserie de Paris」を訪問!

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今年娘は中学を卒業、9月からパティシエの職業高校へ進みます。

 

毎年、この時期になると職業高校では開放日を設け、説明会が開かれます。先日、娘の希望校の一つであるパリ12区に位置するパン・パティシエの専門校「L’Ecole de Boulangerie et de Pâtisserie de Paris」を訪問しました。この学校は、1929年に「Grands Moulins de Paris」という小麦の製造会社によって設立されたのが始まりです。

 

職業高校(CAP / Bac Pro)

職業高校はフランス国家資格を取得できる2年のCAP(Certificat d'aptitude professionnelle)と3年のBac Pro(Bac professionnel)のコースに分かれます。その後、BTMと呼ばれる上級課程や、2年のパティシエコースの後、1年のショコラティエの課程へ進むことができます。

 

職業高校では半分は普通高と同じように授業があり、残り半分は学校で実技を学び、並行して実際にパン屋やパティシェリーなどで仕事をしながら実技を習得します。働いた期間は、通常の時給の半額程度が支給されます。

 

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*建物内の撮影は禁止だったので、外観だけ載せます。

 

製パン・パティシエ職業高校はパリに6校(CFA5校 + Lycée1校)あり、パリ郊外からも希望者が殺到するので競争率高し。リストはこちら

 

校内へ入ると説明会場へ誘導され、すぐに説明が始まりました。スキンヘッド+眼鏡のがたいのいいムッシューがエネルギッシュに早口で喋ります。「うちは熱意がないと続かない。」と念押し。この世界は厳しいので、好きと同じくらい根性を要します。

 

説明会を終え、校内を見学。小柄の可愛らしい年配のムッシューが誘導、すぐに若いギャルソンにバトンタッチし、調理場をぐるっと案内してくれました。途中、試食を勧められ食べてみたらこれが何とも美味しく、作り手の温かさが伝わってくるようでした。

 

名門「FERRANDI(フェランディ)」と比較

昨年、同時期にパティシエの名門校「フェランディ(FERRANDI, l'école française de gastronomie)」を訪れているのですが、この学校と大きく違うところは、「フェランディ」は名門だけあって厳しく、緊張感があります。故、雰囲気も少し冷たい感もなきにあらず。

 

「フェランディ」の生徒の90%がヨーロッパ系だったのに対し、この学校は色んな人種が学んでいてオープンな雰囲気を感じました。1クラス最大12人までという少人数制も魅力の一つ。また海外研修なども設けていて、他国の味の文化も大いに取り入れようという発想にも惹かれます。

 

見学を終え、生徒たちが作ったお菓子を買って学校を後に。夫は「この学校はファミリアルではあるけれど厳しさに欠ける。寝てんじゃないか!」なんて。

 

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*生徒たちが作ったお菓子を購入。食べてみたらその辺のパティシエより美味しい。一生懸命心を込めて作ったのが分かります。

 

「フェランディ」よりこの学校に魅力を感じた娘と私。確かに「フェランディ」のようなダイナミックさとは異にするかもしれないけど、そこで学ぶ生徒たちの温かいハーモニーが心地よかった。

 

何でもそうだけど、作り手の心、特に食べ物はそれがすぐに現れる。故に、娘にはストレスなく楽しく学んでほしいと思う。今週もまた学校訪問です!何だか私事のようですが......(笑)

 

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