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驚きの日本刀コレクション!ヴェニス「カ・ペーザロ国際現代美術館(Museo d’Arte Orientale Ca’ Pesaro)」

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ヴェニスへ小旅行に出かけました。20年ぶりのヴェニス、目の前に広がる光景は一瞬で別世界へ迷い込んだかのような錯覚を起こします。まさしく旅人を魅了する町。

早朝便でヴェニスマルコ・ポーロ空港へ到着。パリより暖かいかと思いきや、強風が吹き寒~い(泣)。おまけに2日目は雨で海水が上がり、ホテルから長靴を拝借するはめに。これも旅の醍醐味?!

さて、夫と娘は初ヴェニス。 今回は夫の誕生日祝いを兼ね「カ・ペーザロ国際現代美術館(Museo d’Arte Orientale Ca’ Pesaro)」を訪れました。建物内には19世紀から20世紀のイタリアの現代美術品が展示されており、東洋美術は最上階。エントランスを抜けると階段の両脇にずらーっと槍が続き(目が点!)、階段を上りきると6体の鎧が出迎えてくれます。

 

カ・ペーザロ(Ca' Pesaro)

元々は宮殿だった「カ・ペーザロ(Ca' Pesaro)」。17世紀中頃(1659年頃)にペーザロ家の依頼により建設が始まり、カナル・グランデ(運河)に面するファサードは1710年に完成しています。現在宮殿は国際現代美術館として使用されており、最上階には東洋美術品が展示されています。日本刀や鎧、浮世絵(礒田 湖龍斎、鈴木 春信、葛飾北斎など)、陶器、漆器、根付などの工芸品、さらに中国、インドネシアの美術品を含め30,000点が展示。(ウィキペディアより一部引用)

 

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左手前の白い建物が「カ・ペーザロ国際現代美術館(Museo d’Arte Orientale Ca’ Pesaro)」

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   2つ目の階段脇にもずずずぅ~っと槍、槍、槍.....。

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階段を上りきると今度は刀、か・た・なぁぁぁぁ~~。日本刀おたく夫の目が輝く。

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この家紋を見ると故郷を思い出す。肥後藩主・細川家の細川九曜紋と思いたいところですが、違いました。

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    ここにも九曜紋!

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    短刀の数々.....。

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ほとんどの刀は鞘に入ったまま展示してあり、刀身で展示してあったのはこれだけ。いつの時代のものか明示してあったけど刀工銘の説明はなし。夫、必死になって銘を読んでいた。(おたくな夫、刀工名や年号だけは読めます) 

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素晴らしい鍔の芸術。贅を尽くした刀装具は日本ならではのもの。西洋のそれとは際立つほど細かく繊細で美しい。

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東洋美術のコレクションは、イタリアのブルボン=パルマ家の公子、エンリコ・カルロ・ディ・ボルボーネ=パルマ(Enrico Carlo di Borbone-Parma)が1887年9月から2年に渡る東方遠征の際収集したもの。現在これらのコレクションはカ・ペーザロ国際近代美術館に寄贈されています。展示品の3分の2は日本のもので、鎧、槍、日本刀などの武器類だけでも150点はゆうにあり(まるで大刀剣市のよう!)、他に陶器、漆器、根付、浮世絵等様々なものを買い集めたとは想像しただけでも気が遠くなりそうです。これだけの良質共に満たす美術工芸品を一度に観られる場所は日本国内にもそうそうあるものではないとか。

ヴェニスで日本の芸術を堪能することになるとは思いもしなかったけど、改めて日本の美に触れて日本という国が残した足跡に感動。結局、東洋美術部門に2時間の滞在。他の美術部門は観ていませんが、クリムトの「ユディトⅡ(サロメ)」や19~20世紀前半のイタリア人作家の作品があるので合わせて楽しめるのではないでしょうか。

 

夫と一緒になる前は日本刀なんて目にしたことも触ったこともなかったのが、オタクな夫に付き合い刀を手にするうち、刀工が刀に込めた心が映し出されるようで、気が付けば日本刀の美しさに魅了されている自分がいました。刀は闘うためのものだけに作られたのではなく、芸術品としての美を刀に投影したのだと思わずにいられません。ヴェニスではまだ物足りない夫、次はフィレンツェにある日本刀コレクションを今度こそ観たいと(一度訪れましたが、予約時間が過ぎていて観れなかった)、またもやおたくぶりに振り回されそうな勢い。やれやれ......。

少しづつヴェニスの模様をアップしていきます。

 

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www.tripadvisor.jp

 

capesaro.visitmuve.it

 

 

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